蔵造りの町並みの中にそびえ立つ洋風建築。大正7年に建てられた銀行建築です。緑のドーム屋根がトレードマーク。シマシマの付け柱風の意匠がきれいです。
建物2階に今も残る、旧頭取室です。現在、応接室として使用しているため非公開ですが、今回、埼玉りそな銀行さんから特別に撮影に御協力いただきました。天井を見ると、塔屋の円形部分にあることがわかります。掲げられている書は、渋沢栄一によるもの。中国の宋の朱子学者程頤の言葉で「順理則裕(りにしたがえば、すなわりゆたかなり)」と書かれています。大正5年7月の上棟式の様子が分かる貴重な写真もありました。窓からは時の鐘が見えます。
INFORMATION
- 川越市幸町4-1
- 外観のみ見学可
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